動物実験をしていない製品の中には、クルエルティフリーであることを認めた認証マークがついているものがあります。
今回は国際的に認められた認証マークを厳選して4つ紹介していきます。クルエルティフリー商品を探す参考にしてくださいね。
100%動物実験をしていない商品である証として「クルエルティフリー認証マーク」を取得しているメーカーがあるのをご存じですか?
クルエルティフリー認証マークの多くが「うさぎ」をモチーフにしています。
ここで注意して欲しいのが、クルエルティフリー認証マークの中には偽物も存在するということです。
今回は国際的に認められているクルエルティフリー認証マークを紹介していきます。
最も有名なクルエルティフリー認証のマークは、動物実験の廃止を求める国際的な非営利団体「Cruelty Free International」のリーピングバニーです。
Cruelty Free Internationalは英国動物実験廃止連盟(BUAV)によって設立さています。
リーピングバニーの認定ブランドとなるためには、現在の法律を超えるような要件を守る必要があります。
リーピングバニーの認定を受けたい企業は、具体的に以下のようなことを行います。
https://www.leapingbunny.org/leaping-bunny-difference
- Adhere to a fixed cut-off date, an unalterable date after which neither the brand nor any of its suppliers and/or manufacturers may conduct, commission or be party to animal tests.
(認証企業が原材料や成分について動物実験を受け入れてはならない日以降は、ブランド・サプライヤー・メーカーは動物実験を実施、委託、または参加してはならない)- Set up a Supplier Monitoring System to ensure all their suppliers and manufacturers comply with Leaping Bunny criteria.
(サプライヤー・モニタリング・システムにより、すべてのサプライヤーとメーカーがLeaping Bunnyの基準に準拠していることを確認しています。)- Be open to independent audits to ensure their Supplier Monitoring System adheres to the Leaping Bunny Standard.
(サプライヤーモニタリングシステムがLeaping Bunny Standardに準拠していることを確認するため、独立した監査に応じること。- Renew their commitment to the Leaping Bunny Program annually.
(リーピング バニー プログラムへの参加を毎年更新します)
Cruelty Free Internationalの公式サイトによると、2023年3月20日現在のLeaping Bunny認定ブランド数は2409つとのこと。
リーピングバニー認定ブランドの会社はコチラをチェックしてください。
この2つのマークは世界中に650万人以上の会員を持つ世界最大の動物の権利団体「PeTA」が認証するマークです。
上のマークは動物実験をしていない証、下のマークは動物実験していないことに加えて動物由来成分を使わないヴィーガン製品であることも証明しています!
Peta公式サイトでは、クルエルティフリー企業を検索することも可能です。
ぜひこちらからクルエルティフリー企業をチェックしてください。
こちらはドイツを拠点として活動している、動物実験を行わない製造者団体「IHTK」が認証するマークです。
このマークを取得している化粧品製造業者は「動物虐待防止のためのドイツ社会」のガイドラインに従って作業を行い動物実験を全面的に拒否していることを保証されています。
IHTNではIHTN認証マークに加盟するすべての企業に企業番号を付与しています。
こちらは動物を犠牲にしない生活を推進するオーストラリアの非営利法人「Choose Cruelty Free(CCF)」が認証するマークです。
Choose Cruelty Freeの認定条件は厳しく、以下のような成分を利用している場合は認証されません。
- 殺傷された動物から抽出された成分
- 動物が間接的・直接的に死に至る方法で抽出された成分
- 動物が不快感や痛みを感じながら抽出される成分
- 毛皮や食肉のために殺された動物を利用した成分
- 昆虫・魚・甲殻類由来の成分
ただしChoose Cruelty Freeでは、ハチミツ・ラノリン・ミツロウ・乳製品は認めています。
クルエルティフリーに加えてハチミツ・ラノリン・ミツロウ・乳製品も含む完全ヴィーガン製品を利用したい人は、CCF認証マークが付いている商品でもヴィーガンかどうかは確認しましょう。
Choose Cruelty Freeはインスタグラムも更新しているので、ぜひフォローしてください。
さらにChoose Cruelty Freeではスマホアプリも提供しており、CCF認証マークを取得した企業が探せるようです。
今回紹介した認証マークは信頼性の高いものを厳選していますが、これらのマークを取得している商品でも油断は禁物です!
認証マークを取得している商品であっても、まずは動物実験をしているかどうか、メーカーに必ず問い合わせをしてください。
メーカーへの問い合わせ方法は以下の記事を参考にしてください。
動物実験廃止のために私たちができることは?メーカーへの問い合わせ方法も紹介「クルエルティフリー うさぎマーク」などで検索すると、様々なマークが出てきます。
また化粧品メーカーによっては独自のうさぎマークを使っているところも。
どれが信頼できるうさぎマークなのか分からなくなってしまうかもしれませんが、今回紹介したうさぎマークはどれも信頼できるものばかり。
ぜひクルエルティフリーな商品を探す参考にしてくださいね!